海賊版もWindows 10へ無償アップグレードできるって本当?
Windows 10のリリースが今月29日に迫ってきました。楽しみですね。
ところで、Windowsの海賊版からもWindows 10へ無償アップグレードできるという噂が広がっているようですが、本当なのでしょうか?
もし、この話が本当ならば、お金を出してWindowsを購入した人が馬鹿みたいですよね。
今回は、この噂の真相を探ってみました。
噂の出処
噂の出処は、3月に中国の深センで開催されましたWinHEC 2015です。
このとき、ロイターがOperating Systems担当EVP Terry Myerson氏に電話インタビューしたところ、「Windows 10へのアップグレード対象に海賊版Windows OSを含める」と語ったということです。
当初、Microsoftの広報は、海外メディアの取材に対して、Myerson氏の発言を認める姿勢をみせていたそうですが、その後「Windows 10にアップグレードしても、正規ライセンスではない」とアナウンスしました。
海賊版から無償アップグレードできるのは、あくまでも海賊版のWindows 10ということですね。
ということは、Microsoftが海賊版のWindows 10を提供するのでしょうか?
なんだか変な話ですね。
直近の公式発表
そして2015年5月15日、Microsoftがブログで公式発表を行いました。
内容を簡潔に言えば、「海賊版からのWindows 10への無償アップデートは行わない」ということです。
ただし、OEMパートナーと協力して、海賊版ユーザに対して正規版Windows 10へアップグレードするためのとても魅力的なオファーをする計画があるそうです。
詳しい内容については、書かれていませんでした。
ということで、結局、海賊版からの無償アップグレードの話は撤回されました。
もしかしたら、Windows 10への関心を集めるために、故意にあのような話をリークした可能性もありますが、、
Microsoft社の社内の情報統制がきちんとできていない感じを多くの人に与えたのではないかと思います。