まだWord、Excel使ってるの?LinuxのOfficeソフトが秀逸
今、Windowsを使っているけれど、Linuxにも興味があって、使ってみたいな〜と思っていたりしませんか?
Word、Excelなど、今よく使っているソフトがLinuxでも使えるのか?ということは気になるところですよね。
今回は、Linuxで、Word、Excelが使えるか、使えないとしたら、どんな回避方法があるかについて書いていきます。
LinuxにもWord、Excelソフトはあるの?
Linuxには、Word、Excelというソフトはありません。
なぜなら、Word、Excelは、Microsoftという会社がWindows OS用にしか作っていないからです。
(追記:Mac OS用もありました)
Linux上でWord、Excelは、動きません。
しかし、Word、Excelと同じようなことができるソフトがあります。
今、Linuxで一番人気のあるOfficeソフトは、「LibreOffice」です。
LibreOfficeとは?
「LibreOffice」という言葉を出してしまったので、少しLibreOfficeについて説明します。
LibreOfficeは、Linux業界で今最も人気のあるOfficeソフトです。
Word、Excelのようなワープロソフト、表計算ソフトがあります。
前身は、OpenOfficeという名前のソフトだったのですが、
OpenOfficeを開発していたSun MicrosystemsがOracleに買収されたのをきっかけにApache OpenOffice.orgとLibreOfficeに分かれました。
OpenOfficeの開発者の多くがLibreOfficeに移ったという話がありまして、
LibreOfficeの方が頻繁にバージョンアップ版をリリースしています。
LibreOfficeのデメリット
「Windowsで今まで作ったWord、Excelのファイルは、Linux上で開けないの?」という疑問はよくある疑問だと思います。
もしこれができないと、今までのファイルは全部捨てることになってしまうという大変残念なことになってしますよね。
Linux上で、Word、Excelというソフト自体を動かすことはできませんが、
Word、Excelで作ったファイルを開くことはできます。
ちょっと安心しましたか?
Linuxで一番オススメのOfficeソフト、「LibreOffice」を使えば可能です。
(他のソフトでも可能かもしれませんが)
しかし、ときどきうまくいかないところもあります。
Excelの一部のマクロや関数とか、WordのレイアウトなどはLibreOfficeうまく動かないケースがあります。
逆に、LibreOfficeで作ったファイルをWindows上のWord、Excelで開くことはできるか?
これもできます。
但し、LibreOfficeのデフォルトの保存形式は、Word、Excelと違うので、
別途Word、Excel形式で保存してあげるというひと手間が必要になります。
この辺り、Word、Excelとの互換性が完全ではないというところが、LibreOfficeのデメリットだと思います。
LibreOfficeのメリット
LibreOfficeのメリットは何といっても無料ということでしょう。
以前、Microsoft Officeを買ったのに、PowerPointがついてなくて、あとから買い足したことがありました。。あのときは悲しかったです。
LibreOfficeの場合、プレゼンソフトも無料です。
さらに他にもいろいろなソフトが入っています。
LibreOfficeには、下記のものが含まれています。
Calc 表計算
Writer ワープロ
Impress プレゼン
Draw お絵かき
Base データベース
Math 数式エディタ
上から、私の使用頻度の高いもの順に書きました。
Calc、Writerはガンガン使えます。
Impressは普通に使えます。
ただ、PowerPointのテンプレなどが使えず、最初その辺手間取ったりました。
営業の仕事でも使えるレベルかというところまではわかりません。
Drawもあまり使ったことないですが、結構使えるヤツかもしれません。
BaseとMathは使ったことないです。そんなものまでついていたんですね…
それから、もう1つ大きなメリットは、Calc(表計算ソフト)からPDFエクスポートが簡単にできることです。
Calcで作った請求書なんかを簡単にPDFにすることができます。
他にもメリットがあるかもしれませんが、すぐに思いつくのはこんなところです。
あ。忘れていました。LibreOfficeはWindowsでも、Macでもインストールして使うことができますので、
気になる方は、今すぐにでも使ってみることができますよ。
↓↓↓
LibreOfficeの公式サイト
Linuxのソフトはオープンなところがいいですね!
Viva Linux!
コメント
>Word、Excelは、Microsoftという会社がWindows OS用にしか作っていないからです
マック用にも販売されてますよ。
Excel は、もともとマック用に販売されたものです。
ご指摘ありがとうございます!
勉強になります。追記しました。
Word や Excel などは Office 365 に含まれている為、Android(Linux)のタブレットやPCでも利用出来ます。
加えて Wine2.0 をインストールしたWin32互換レイヤを持つLinux環境では Office 2013 までのバージョンなら多くの Linux 上で動作します。
コメントありがとうございます!
すごい今更ですが、これを使った際に地味にうれしい点はラズパイでもoffice関連が動かせるという
ラズパイ用のwinは重い(対応してなかったり、非公式だったり、4GB中1GBしか使えなくなったり…)
のをソフトウェア側をそもそもLinuxにしてしまえばいいというのは初心者的には楽ですねw