【Linuxだけじゃない】Windows XPパソコンの使い道を検証してみた
サポート期限切れになったWindows XPパソコンの使い道って悩みますよね。
Windows 10が来月末リリースされる予定ですが、Windows XPは無償アップグレードの対象外ですし、そもそもマシンスペック的にアップグレードしたくないってこともありますよね。
まだ元気に動くのに捨ててしまうのはもったいない、何か有効に使える方法はないのでしょうか?
OSをLinuxに変更するのが一番よくある方法だと思いますが、今回はLinux以外の使い道について考えてみました。
Windows XPを安全にそのまま使い続ける方法、パソコンのパーツを利用する方法などについて書いてみたいと思います。
目次
Windows XPをそのまま使い続ける
Windows XPのサポートは、2014年4月9日に既に期限切れになっていますので、セキュリティアップデートが終了しています。
そのまま使い続けると、安全ではありません。
OSの脆弱性をついて侵入されたり、ウィルスに感染したりするのは嫌ですよね。
このため、Windows XPをサポート期限切れ後も使い続けるためには、条件があります。
それは、スタンドアローンで使用することです。
つまり、
- インターネットに接続しないこと
- LANに接続しないこと(ファイル共有などはできない)
- USBメモリ、外付けハードディスクなど外部記憶装置と接続しないこと
ということです。
結構きつい条件ですね。
これで何をするんだって感じですが。
改めて考えてみると意外とありました。
※最新のサービスパック、パッチが当たっている状態でリカバリーディスクを作っておくと、将来何かあったときに安心です。
ゲーム
もし今までに購入したゲームがあれば、Windows版ですよね。
ゲームソフトは、Windows上でしか動作しないと思いますので、ゲームのためにWindows XPマシンを残しておくというのはありですね。
テレビ
以前テレビチューナーを購入していたなら、テレビのためにWindows XPマシンを使うのもありです。
おそらくLinuxでは購入したテレビチューナーを使うことができないと思います。
業務用
Windows専用の会計ソフトなどがあれば、そのソフト専用の環境を残しておくのもよいですね。
パソコンのパーツを使う
次はパソコンのパーツを使う方法です。
使えないのはOSだけであって、ハードウェアは使えます。
分解が必要になりますが、普通は小さいプラスドライバーが一本あれば分解できます。
分解したことがなくても、万一壊れたら使わない覚悟なら、問題ないですよね。
パソコンを分解すると、パソコンの勉強になるので、一度は分解してみるのもよいと思いますよ。
(機種によってケースの開け方が違うので、事前にネットなどでやり方をチェックしておくとよいです)
分解してよく使いそうなものは、ハードディスクとDVDプレイヤーの2つだと思います。
ハードディスク
アダプターが2,000〜3,000円くらいで売っていますので、バックアップ用に取っておくのもよいと思います。
このアダプタがあれば、パソコン内蔵のハードディスクを外付けハードディスクとして使えるようになります。
一家に一台あるとバックアップに便利です。
接続端子の形がSATAとかIDEとか種類がいくつかあるので、合ったものを選んでください。
DVDドライブ
ハードディスクのところで紹介したアダプターでDVDドライブも使えます。
もしむき出しのDVDドライブがかっこ悪いと思う場合は変換名人 スリムドライブ用ドライブケースのようなものもあります。
どちらもも接続端子の形が合ったものを選んでください。
メモリ
メモリは機種によって使えるものが限られるので、取り出しても他のパソコンで使えるかどうかはわかりませんが、もし使えたらラッキーですね。
売って新しいパソコンを買う足しにする
最後は「売る」になってしまいました。
もったいない精神のある方は(この記事をここまで読んでいる方は間違いなくもったいない精神のある方だと思いますが)、なるべくパソコン専門店で売ったり、オークションで売ったりしましょう。
自分が要らないものでも、他の人に嬉しく使ってもらえることもありますからね。
※ハードディスクは個人的なデータが入ったまま他人に渡すのは嫌だと思いますので、物理フォーマットが必要になります。
中古パソコンを分解して、オークションで売るのが一番手間がかかりますが、一番高く売れる方法だと思います。
もしもどうしても売れない部品がある場合は、各自治体のルールに基づいて処分してほしいのですが、たいていの場合、小さいものは燃えないゴミに捨てられると思います。
大きいものの代表はパソコンケースですが、こちらは粗大ごみに出すか引取業者を探してみましょう。無料で引き取ってくれるところもあるようです。