安全なパソコン処分に必須!データ消去フリーソフトを比較
パソコンを捨てるにしても、売るにしても、パソコンを処分するときに気になるのが、パソコンに保存してあるデータが流出しないかってことですよね。
個人のパソコンですから、機密データなんてないですが、プライベートな写真やらパスワードやらが他人の手に渡るのは怖いものです。
そこでデータ消去ソフトを使って、ハードディスクのデータを削除することが大事です。
今回は安心してパソコンを処分するために、データ消去フリーソフトを比較してみます。
また、自分でフリーソフトを使うのが面倒な場合は、パソコン処分業者に頼むのもよいと思います。
全国に回収対応していて、パソコンのデータ消去証明書も発行してくれる業者をこちらで紹介しています。
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あなたに最適なパソコン買い換え時の古いパソコンの処分方法: 追記
要件
まずどんな基準でソフトを選ぶか、要件を整理してみます。
Windowsパソコンであれば、買った時にプリインストールされているデータ消去ソフトがあるかもしれません。
でも、それってパソコンのメーカーや発売時期によってもインストールされているものが違うんですよね。
インストールされているソフトが違うと操作方法が違ったりします。
パソコン毎にソフトの操作方法を調べるなんて嫌ですよね。
なので、どのパソコンでも使えるフリーソフトというのが1つめの要件です。
LinuxやMacでも同じソフトが使えるといいですね。
(ちなみにMacの場合は、インストールディスクからデータ消去ソフトを起動できるようです)
それから、パソコンにインストールされているOS上で動くソフトはNGです。
OSが動いているということは、その動いているOSを削除できませんからね。
動いている車のタイヤを外すことができないのと同じことです。
Windowsパソコンにプリインストールされているデータ消去ソフトはほとんどNGだと思います。完全にデータを削除できません。
ソフト自体にOSがついていてパソコンにインストールされているOSを使わないものが2つめの要件です。
3つめは、外付けHDDやSSDのデータ消去ができることです。
比較
データ消去フリーソフトを比較した表がこちらです。
付帯OS | 起動方式 | 外付け機器の消去 | SSDの消去 | 消去方式 | ログ | 第三者機関による証明 | 日本語 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DESTROY | DOS | フロッピー CD-ROM ネットワークブート |
ATA SATA USB(※USB ドライバのインストールが必要) |
○ | 10通り | × | × | ○ |
wipe-out | FreeBSD | フロッピー CD-ROM ネットワークブート |
ATA SATA SCSI USB |
○ | 3通り | ○ | ○ | ○ ※フロッピー版は英語 |
DBAN | Linux | CD-ROM |
ATA SATA SCSI USB |
× (有償版は○) |
6通り | ○ | × (有償版は○) |
× 英語 |
いずれも使用できるハードは、AT互換機。つまり、WindowsやLinuxが動いているPCで使用できます。Windowsを動かせるIntel Macでも使用できるかもしれません。
DBANは海外で有名なソフトなようですが、SSDの消去がフリー版ではできないということで却下。
残るDESTROYとwipe-outはどちらも国産のソフトです。
DESTROYは、USB接続機器のデータ消去が弱そうだったので、FreeBSDベースのwipe-outを選択することにしました。
wipe-outはいろいろな外部機器のデータ消去に対応していますし、起動方式もいろいろ選べるがよいと思います。
消去方式の数は少ないですが、組み合わせることができるので、柔軟性があります。
JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)推奨の方式でデータ消去することも可能です。
次回は、実際にwipe-outを使ってパソコンのデータを消去する方法をレポートしてみたいと思います。
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パソコン処分時に!フリーソフトwipe-outで万全にデータ消去する方法
それでは、今日のところはこの辺で!