Windows XPをLinuxへ置き換えてみたら最高に快適だった

家のパソコンのOSをWindows XPからLinuxへ置き換えたのは、去年の4月。
そう。Windows XPのサポート終了ギリギリになって、Linuxへ乗り換えたのでした。
それから早1年が経ちました。
このへんでWindows XP→Linux置き換えの感想を書いてみたいと思います。
最初に断り書きですが、Linuxへ移行後の使用感については、選択するディストリビューションとパソコンのスペックによって大きく変わります。
マシンスペックにあったディストリビューションを選ぶこと、ディストリビューションによって特徴が違いますから自分の好みにあったディストリビューションを選ぶことが大事です。
私が使用しているマシンのスペックと、使用しているLinuxのディストリビューションについて簡単に書いておきます。
マシンスペック
機種 | ASUS X82Q |
---|---|
CPU | Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7300 @ 2.00GHz (過去に交換済) |
メモリ | 4GB (過去に増設済) |
HDD | 250GB |
グラフィックス | Intel Graphics Media Accelerator (GMA) 4500MHD DirectX 10対応 |
昨年4月当初は、Linux Mint 13 (Maya) Xfce editionをインストールし、
今年に入って、Linux Mint 17.1 (Rebecca) Xfce editionにアップグレードしました。
使用用途
使用用途は、趣味と仕事。
主にインターネット、チャット、プログラミング、画像編集、音楽編集などに使います。
ゲーマーではありません。
では。お待たせしました。
Windowsを捨ててLinuxへ移行した私の感想です。
結論としては、
最高に快適です。
こんなにいいならもっと早くLinuxにすればよかった。 と思ったくらいです。
これから、Linuxのどんな点がいいか具体的に書いていきます。
目次 [hide]
速い
起動が速い
時間を測っていないので、体感になりますが、起動が確実に速いと感じました。
デフラグの必要がない
Linuxではデフラグが不要です。
なぜ不要なのか、詳しく話をすると長くなってしまうので、ごく簡単に説明するにとどめます。
Windowsはファイルを詰めてハードディスクに保存します。
Linuxはファイルを分散させてハードディスクに保存しますので、ファイルの変更、削除などを繰り返しても、ファイルが分割される可能性が低いのです。
アンチウィルスソフトの常駐の必要がない
Linuxではアンチウィルスソフトのインストールが不要です。
なぜ不要なのかについては、別記事「Linuxのウィルス対策不要説は本当なのか?初心者だけど調べてみた」に書きましたので、そちらを見てみてください。
アンチウィルスソフトが常駐でハードディスクをスキャンしていると、パソコンの動作が重くなりますよね。
これがないのは本当に快適です。
ファイルの移動、削除が速い
ファイルの移動は一瞬ですし、削除は[ゴミ箱に捨てる]ではなくて、普通の[削除]を選べば、Windowsに比べてめちゃくちゃ速いです。
安定している
こちらも、別記事「Linuxのウィルス対策不要説は本当なのか?初心者だけど調べてみた」を読んでいただけると、理由がわかると思います。
経済的
一度買ったパソコンを長く使える
余計な出費は抑えたいし、せっかく毎日をともにした愛機を簡単に手放したくはないですよね。
使えるものなら長く使いたいです。
Linuxならいろいろなディストリビューションがありますので、マシンスペックに合ったディストリビューションを選ぶことができます。
低いマシンスペックでもサクサク動くディストリビューションを選べば、古いパソコンでも快適です。
無料
みなさんご存知だと思いますが、Linuxは無料で使えます。
Windows 10では、一部のバージョンからのアップグレードが無償と発表されていますが、
今までは、Windows XPを購入後、一定期間が過ぎると、サポートが終了され、新しいバージョンにアップグレードする度にOSを買わなければいけませんでした。
(アップグレードしなければ、ずっと使い続けられるのならまだよいのですが…)
それが、Linuxならアップグレードしたくなければ、しなくても問題ないし、アップグレードしても永遠に無料です。
自由
カスタマイズの幅が広い
Linux Mintならそのままでも快適に使えますが、慣れてきたら自分専用にカスタマイズすることができます。(「シャア専用ザク」みたいな感じでしょうか(^^ )
ただカスタマイズできるというのではなく、カスタマイズの幅が広いのです。
ネット上を探すとWindowsかと見間違えるような、Macかと見間違えるようなLinuxにカスタマイズしている人もいます。
やさしくなれる
Linuxを使っていると、こんな快適な環境を無料で支えてくれている開発者の方への感謝の気持ちが自然に生まれてきます。
毎日パソコンを開く度に、「ありがとう」という感謝の気持ちにさせてもらえるのは、気持ちいいものです。
バグがあったとしても、イライラすることは少ないです。
無料で使わせてもらってるんだから、細かい不具合は仕方がない。
逆に、「自分も何か手伝えたらな」と思うくらいです。
プログラミングができなくても、翻訳、テスターとして、参加することもできます。
以上、Linuxが最高に快適な理由でした。
コメント
Lubuntuを使用してます。
インターネットとその記事を印刷するだけですが印刷できなくてwindows8.1に切り替えて印刷をするときがあります。
解りやすい解説が欲しいですね。
コメントありがとうございます!
返信が遅くなりすみません…
印刷するだけのためにWindowsに切り替えるのは、面倒ですね。。
プリンターの設定については、こちらで解説していますので、どうぞチェックしてみてください。
⇒コマンド不要!Linux Mintのモダンなプリンター設定方法
同じく。
プリンターの制御をWindows側で行う非インテリジェント型の印刷機があります。
これのせいで、Windowsが手放せません。
そう思うと、印刷機側とMS社で調整してんのか? と思ってしまいます。